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猫を捨てないで
目も開いていないような子猫に出会ったら
どうしたらいいの?
目も開いていない子猫が捨てられているというのは、本当に悲しいことです。
自分で飼えないから捨てるという人は、親猫にも充分な愛情はかけていなかったのではないでしょうか。

健康状態がよくない親から生まれたのかもしれませんからそのつもりで世話をしましょう。

猫用粉ミルクを用意して、母猫が子猫を育てる様子を真似して育てれば、どうやら「育ての親」にはなれるでしょう

たとえば子猫が泣くのは「眠いか、寒いか、ひもじいか」だといいますから、分量通りに溶いたミルクを与え、暖かくして静かに眠らせることが一番のポイントです。

母乳はいつも同じ温度ですが、溶いたミルクはすぐに冷めますから、カップにお湯を入れておき、ときどき哺乳瓶をつけて温めながら飲ませます。

飲み終わったら、口のまわりをきれいに拭いてから、全身かるくマッサージすると血行がよくなるので、やがて局部を刺激した時に上手に尿やフンが出てきます。

保温のひとつの方法として肌着とブラウスの間に猫を入れておくのもお勧めです。
しばらくここで眠ってからもぞもぞ動き出せば、それは空腹か排泄のサインです。
こうしたことをくり返し、愛情をこめて世話を続けることで、小さな命がしっかりと育つことでしょう。

親子一緒の猫に出会ったら

親子一緒に拾うと、一度に複数の猫が増えるのですからちょっと大変ですが、最初のうちは子猫のことは親猫にまかせられるでしょうから、親猫が安心して暮らせるように努めればよさそうです。
部屋の一角に中型以上のケージを置いて、布で覆って薄暗くしておくと早く落ち着くでしょう。押し入れの1ヶ所を仕切ってそこを使わせても、くつろいだ空間になります。
親子一緒に飼えればいいのですが、数が多くて誰かに飼ってもらいたいと思う時は、なるべく早くからそのつもりで行動しなければなりません。

子育てをする母猫の姿に感動、数匹の猫を保護して育てているうちに、望ましいもらい手がないまま数ヶ月が経ち、親子数匹が一緒に発情してしまって、手術代は足りないし、これ以上生まれたら大変だし・・・・と悩むことになった例をよく聞きます。

親猫は子猫が生後2ヵ月(体重1kgぐらい)になれば、もうつぎの発情期になりますから、保護してから2ヵ月たたないうちに、不妊手術を受けさせましょう。

ひとりが10匹飼うよりも、10人が1匹ずつ飼うほうが、人にとっても猫にとってもくらしやすいに違いありません。

●子猫は捨てられてすぐの元気な状態でしたら、そのままの体重で生まれた日を逆算できます。けれども、多くは飢えていたり目や鼻のまわりがぐしゃぐしゃだったり、ノミが沢山ついていたりして健康でない形で保護されますので10日から1ケ月位たって、良い状態になった時の体重から月齢を推定するようになります。

●生後2ケ月前後で眼の色が青灰色から黄色や緑色に変わります。生後4ケ月半から5ケ月半位にかけて歯が生え変わります。

●オス 1ケ月440g 1ケ月半750g 2ケ月1180g 2ケ月半1500g 3ケ月1800g

●メス 1ケ月420g 1ケ月半670g 2ケ月1000g 2ケ月半1300g 3ケ月1500g

●ドライフードをお湯でふやかしてつぶしたものや、猫用缶詰をよくほぐしたものを食べるようになっても、粉ミルクを与え続けると丈夫な子猫に育ちます。わざわざ溶かさなくても餌にまぶしても食べるでしょう。


「この猫、捨てられたのではないかしら?」
・・・と思える猫に出会ったら

1 そのあたりの人たちに事情を聞いてみる。
2 大きい猫は、なるべくその場で生きていけるように力を貸す。
(不妊手術を受けさせたりエサをやることに協力する。自分が少し世話をしていることを周りの人に話しておく。)
3 子猫やケガ、病気の猫は近所の人に断わって保護する。
★動物病院の先生や、動物愛護の心ある人たちの力を借りて、地域で安住できるよう手を貸しましょう。

「保護したけれど自分の家では飼ってあげられない」
「家庭の事情でこれ以上飼い続けられなくなった。」


ペット禁止の賃貸に住んでいる場合でももらい手がつくまでの預かりですと、管理人の方には承諾を得れば一定期間は保護できると思います。 引越しするにあたり連れて行けない

まずはとにかくもらい手探しをしましょう。

●地域の情報誌に掲載してもらう、獣医さん、商店などに写真入りポスターを貼らせてもらう。
●インターネットの里親募集ページに載せてもらう。
●地域で催される里親会に参加する→里親に出すときは